夜になると
人間の知らないできごと。
『はくぶつかんのよる』イザベル・シムレール/文・絵、石津ちひろ/訳、岩波書店
『あおのじかん』のシムレールの絵本。
美しく繊細な色合いに目を奪われます。
みんなが眠りについた夜の時間、博物館の展示品やおもちゃ箱の人形が動き出す…。そんな夢のようなことを想像できるのは、子どもたちの特権だと思います。
どうにかして起きていたいけど、眠気には勝てない子どもたち。
でも、眠りの世界に入るからこそ、寝ている間に魔法はおきるのです。
夜の魔法は、徹夜するような大人には、おきないものですよね。
夜更かしせず、早くふとんに入りましょう。
誰もいなくなった夜の博物館、人間がやってくる朝の時間まで、そこではどんなことが起きているのでしょう。
ページをめくりながらワクワクする絵本です。