辞書は編むもの
子どもの頃は辞書を片手に本を読んでいました。
「辞書を作る」なんて想像もしたことがなかったのですが、この小説を読むと辞書作りが疑似体験できます。
そしてそれは大変奥が深く、非常におもしろい。
地道な作業をこれだけドラマティックに書き上げる三浦しをんさんも素晴らしい。
本屋大賞を受賞して映画化もされたので、読んだことがある人は多いのではないでしょうか。
この本がヒットしてから、辞書業界にスポットを当てた本がいろいろ出版されたので、まさに社会現象を巻き起こした小説と言っても過言ではないと思います。過言でしたらすみません。
個人的には、紙選びにかける情熱が好きです。
いろんな辞書のめくり比べをしたくなりました。
お仕事小説ですが、恋愛要素もあり、エンターテイメントです。
たくさんの人に読んでほしい物語です。