個人的には森見登美彦さんの『有頂天家族』を読んだあとだったので、かわいさ愛しさ倍増でした。
『たぬきの花よめ道中』最上一平/作、町田尚子/絵、岩崎書店
都会のたぬきのもとへお嫁に行くことになった、山のたぬきのあさぎり姉さん。
山のたぬきたち御一行の、都会へ向かう珍道中がはじまります。
人間にうまく化けきれてなかったり、都会の様子に目を丸くしたり。
たぬきはやっぱりどこかマヌケでいとおしい。
町田尚子さんの力強い絵が、たぬきのもふもふとした魅力をたっぷりと伝えてくれます。
遠く離れた都会へお嫁入りするのは少し不安だけど、愛があれば大丈夫!
結婚のお祝いにもぴったりの、幸せあふれる素敵な絵本です。