ネコオドルのほんのつぶやき

自然豊かな小さな町で、猫4匹と暮らしています。小さな本屋「ネコオドル」店主が、本のこと猫のことなどをつぶやきます。

本屋になりたい②(妄想期)

住んでいる地域に働きたい本屋がないなら、自分で作ったらいいのかもしれない。そんな風に考えるようになった頃。

今時の本屋さん事情を知るために、気になる本屋さんをいろいろ訪ねました。訪ねた先々では業界の本や本屋さんの書いた本を買い求め、いろいろ読み漁っていました。もちろん、図書館でもたくさん借りて読みました。

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『HAB 新潟』『HAB 本と流通』エイチアンドエスカンパニー
たしか最初に買ったのはこの本でした。

本屋でバイトしていたことがあるので取次の仕組みは知っていましたが、それだけに、大手取次と取引をするのはとてもハードルが高く、新規に書店を始めるのは難しいという認識がありました。
しかし、小さな取次から本を仕入れる方法があること、その方法で本屋を始める人が増えていることを、この時期に知ることになります。

本屋、もしかしたら本当にできるかも!
うっすらと光が見えてきました。

じゃあ、私ならどの辺に店を構える?
て言うか、物件てあるのかな?

妄想をふくらませるために地域の空き物件を調べはじめたところ、商工会が出しているある情報にたどり着きました。

「空き店舗ゼロプロジェクト」

それは、地域と一緒に本屋をつくる、ひとつの妄想の始まりでした。