ネコオドルのほんのつぶやき

自然豊かな小さな町で、猫4匹と暮らしています。小さな本屋「ネコオドル」店主が、本のこと猫のことなどをつぶやきます。

自分で出会った本

子どもの頃から本が大好きで、小学生の頃は、仲のいい友だちとシェアをしあって本を読んでいました。

本の楽しみは、みんなで共有するもの。
そんな私が、「見つけた!」と思った本があります。

はじめて、本当に好きな本に出会った瞬間。
「私が見つけ出した」という特別な感覚。
中学生の時だったと思いますが、その出会いのことは、今でもよく覚えています。

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『空色勾玉』荻原規子/作、徳間書店

日本の神話、古事記をベースにしたファンタジーです。

私が出会った時は、この本は福武書店から出版されていました。福武書店がなくなったときに、その児童書部門を引き継いでくれたのが徳間書店

今でもこの物語を手にすることができるのは、徳間書店のおかげです。どんなことでも当たり前なことなんてないのだと、この本を手にする度に、思い出させてくれます。

私の手元には、福武書店版と徳間書店版の2冊があります。

今でも大好きで、中学生には必ずおすすめしている、宝物のような1冊です。