ネコオドルのほんのつぶやき

自然豊かな小さな町で、猫5匹と暮らしています。小さな本屋「ネコオドル」店主が、本のこと猫のことなどをつぶやきます。

絵本

ぼくじゃないよ

見てたんだよ。ほんとだよ。 『サンドイッチをたべたの、だあれ?』ジュリア・サーコーン=ローチ/作、横山和江/訳、エディション・エフベンチに置いてあったサンドイッチを食べたのはだれ? それは森のクマの話からはじまって…。 ぼくが語る、話せば長ー…

みんな大好き

猫が増えていきます。 『10ねこ』岩合光昭/著、福音館書店写真家の岩合光昭さんが撮影した猫たち。 ページをめくると、1ぴき、2ひきと増えていきます。猫好きさんに岩合さんを知らない人はいないのではないかと思います。 世界ねこ歩きは必ず録画していたり…

大切なあなたへ

旅立つあなたへ。 『はじまりの日』ボブ・ディラン/作、ポール・ロジャース/絵、アーサー・ビナード/訳、岩崎書店ボブ・ディランの「Forever Young」は、子どもを思うあたたかい名曲です。その歌詞を詩人アーサー・ビナードが日本語訳し、素敵な絵本にな…

子猫絵本の名作

きれいな水色に子猫が映えます。 『ちいさなねこ』石井桃子/さく、横内襄/え、福音館書店美しい表紙に、まずため息。 お話を読んで、またため息。 本当にすばらしい絵本です。小さな猫の、大冒険。 ハラハラしながら読んで、ほっと安心して終わる。 「行っ…

猫と過ごす時間

手に取ると泣いてしまう。 『てつぞうはね』ミロコマチコ/著、ブロンズ新社ミロコマチコさんが、愛猫てつぞうとの日々を描いた絵本。 猫好きなら誰もが手に取り、誰もが泣いた、そんな絵本です。猫にはそれぞれ個性があって、同じ子は1匹もいません。 我が…

お気に入りの傘

雨ですね。 『ぽつぽつぽつだいじょうぶ?』しもかわらゆみ/作、講談社雨が降ってきました。 動物たちはそれぞれお気に入りの傘をさしています。 ねずみさん、うさぎさん、くまさん、みんなどんな傘をさすのでしょうか。けんかしていたたぬきさんときつねさ…

猫が時間をお知らせします

いえいえ、時間はおしえてくれませんよ。 『ねこどけい』きしだえりこ/さく、やまわきゆりこ/え、福音館書店鳩時計の鳩と遊びたい猫のねねこ。 ちょっかいを出したら時計が壊れてしまいました。 ことちゃんが時計屋さんで直してもらって、おまけにねねこに…

凛と美しい花

泥の中から咲く美しい花です。 『ハスの花の精リアン』チェン・ジャンホン/作・絵、平岡敦/訳、徳間書店湖の舟の上で一人暮らす貧しい漁師のローおじさん。 ある日助けたおばあさんからもらったハスの種を植えて育てると、つぼみの中からリアンという女の…

美味しいいちご

いちごの季節です。 『せかいいちのいちご』林木林/作、庄野ナホコ/絵、小さい書房シロクマさんのところへ、手紙が届きます。 「いちごを贈ります」 いちごって、赤くて小さくて可愛らしい。 シロクマさんは、届いた一粒のいちごを大切に思います。猫の絵…

からだをつくるもの

みんな食べたものでできている。 『なにをたべてきたの?』岸田衿子/文、長野博一/絵、佼成出版社白いブタくんがリンゴを食べると、おなかが赤色に。 レモンを食べると、おなかに黄色が増えます。食べると、おなかがその色に染まっていく、かわいらしい絵…

寝る子は育つ

猫の日は、大好きな酒井駒子さんの猫絵本。 『ヨクネルとひな』LEE/文、酒井駒子/絵、ブロンズ新社ひなちゃんのうちにやってきた子猫。 野良猫のお母さんが連れてきました。 女の子と子猫のやさしい出会いの物語。酒井駒子さんの作品が大好きです。 大…

ぼくの場所をとりもどす!

ペンギンも大好きなのです。 『ぼくのばしょなのに』刀根里衣/著、NHK出版パパとママのおなかの下がお気に入りのククー。 でもある日、自分だけのものと思っていたその大好きな場所が、たまごにとられてしまいます。 お気に入りの場所を取り戻すために、…

雨にも風にも

『雨ニモマケズ』宮沢賢治/文、アーサー・ビナード/英訳、山村浩二/絵、今人舎宮沢賢治の有名な詩「雨ニモマケズ」をアーサー・ビナードが英訳し、山村浩二さんが絵を描いた絵本。 日本語と英語が併記されています。宮沢賢治の言葉も、英語になるとちょっ…

ワッフル

ワニの秘密に迫ります。 『ワニのワッフルケーキやさんワニッフル』谷口智則/作、アリス館ワニのワッフルケーキ屋さん。 好きな食べ物を、なんでもワッフルケーキにしてくれます。 でも、作っているところは絶対に見せてくれなくて…。これはお客さまにおす…

猫はネコ。

ねこです! 『ねこです。』北村裕花/作、講談社もうね、シンプルに猫の絵本。 猫の絵本といえばこれ、って言いたくなる。 そんな潔いくらいに猫の絵本です。鮮やかな色合い、大胆なフォルム。 丸っこくてやわらかい猫の魅力がたっぷりと描かれています。猫…

白と黒の舞い

大型の迫力。 『ものがたり白鳥の湖』ガブリエル・パチェコ/絵、ものがたり白鳥の湖編集室/文 、エディション・エフバレエでお馴染みの「白鳥の湖」の絵本です。 音楽や踊りは有名ですが、お話の筋となると、知っているようでちゃんとは知らない人もけっこ…

思い出を縫い上げる

賢治じゃないですよ。 『ヤマネコ毛布』山福朱実/作・画、復刊ドットコム森を出ることに決めたヤマネコのために、森の仲間たちが布と糸を使って思い出を縫い上げた毛布をつくります。楽しかったこと、腹立たしかったこと、思い出の中身はそれぞれ。 いいこ…

おとこの一生

味わい深い。 『おおきな木』シェル・シルヴァスタイン/さく・え、ほんだきんいちろう/やく、篠崎書林現在本屋さんで入手できるのは、あすなろ書房から出版されている村上春樹訳の絵本ですが、私が紹介するのは絶版となってしまった、本田錦一郎訳の絵本で…

お正月

まだ1月なのでこの本を紹介したい。 『お正月がやってくる』秋山とも子/作・絵、ポプラ社秋山とも子さんの絵本は、丁寧な取材を積み重ねて作られています。 だから、描かれる世界はとても緻密で、生き生きとしています。1月5日、ジュンク堂書店池袋店で、こ…

ギュスターヴ

おまえはネコかい? 『ギュスターヴくん』ヒグチユウコ/著、白泉社ヒグチユウコさんのキャラクターの中でも異彩を放つ存在、ギュスターヴくん。 頭はネコで、足はタコ、手はヘビという不思議な生き物。 いたずら好きで、いきなり10匹に増えてやりたい放題。…

素敵な空の旅を

つばめの飛行機、飛びます。 『つばめこうくう』もとやすけいじ/著、佼成出版社南の島へ旅行にいくカエルの親子。 つばめこうくうで飛行機に乗ります。 素敵な空の旅がはじまります。つばめこうくうでは、いろいろな虫たちが働いています。 つばめこうくう…

いそがしい

猫だっていろいろあるの。 『ねこはまいにちいそがしい』ジョー・ウィリアムソン/作・絵、いちだいづみ/訳、徳間書店猫に声をかけると、「うるさいなあ」みたいな目線を向けてきたり、耳や尻尾だけで返事したり、なんだかつれない反応がかえってくることが…

はやく帰ってきてね

ママと子どものせかい。 『ゆきがやんだら』酒井駒子/作・絵、学研雪が降って、園はお休み。 外で遊びたいけど、風邪をひくからダメだってママは言う。 遠くで仕事してるパパは、雪のせいで今日は帰って来られないって。 夜になると雪がやんだから、ちょっ…

大きくなあれ

ぐりとぐらの黄金コンビ。 『そらいろのたね』中川李枝子/さく、大村百合子/え、福音館書店ゆうじは、飛行機のおもちゃと、きつねの持っていたそらいろのたねを交換しました。 たねを植えて水をあげると、そらいろの家がでてきました。 家はどんどん大きく…

お客さま

『黒ねこのおきゃくさま』ルース・エインズワース/作、山内ふじ江/絵、荒このみ/訳、福音館書店 冬の嵐の晩に、おじいさんの家に1匹の黒猫がやってきます。 びしょぬれで痩せ細った猫に、おじいさんはミルクもパンもすべてあげて、とっておきのお肉まで…

スイッチオン!

クリスマスの夜の電気屋さん。 『ねこのでんきやスイッチオン』渡辺有一/作、フレーベル館クリスマスの夜、とらねこ一家はツリーの飾りつけをしています。 すると突然雷が落ちて、まちが大停電に。 電気屋さんのとらねことうさん、出動します!イルミネーシ…

空飛ぶうきわ

夏の海水浴とは関係ありません。 『うきわねこ』蜂飼耳/ぶん、牧野千穂/え、ブロンズ新社子猫のえびおが誕生日プレゼントにもらったのは、魔法のうきわでした。 満月の夜、えびおの冒険の物語。泳ぐのは海ではなくて、真夜中の満月の空をぷかぷかと浮くん…

本屋の猫になりたい

安定感半端ない女主人、登場です。 『ほんやのねこ』ヒグチユウコ/絵と文、白泉社『せかいいちのねこ』のシリーズ第3弾は、ほんやのねこです。 ひとくせあるお客さんたちに、本屋の主人はそれぞれにぴったりの本をおすすめします。猫好きの本屋好きにはた…

ねこおどる!

土曜日の夜にはじまるダンスパーティ。 『なんびきのねこたちおどる?』キャロライン・スタットソン/文、ジョン・クラッセン/絵、いわじょうよしひと/訳、犀の工房土曜日の夜、路地裏に集まる猫たち。 2匹、4匹、6匹と増えていって、ダンスパーティがはじ…

ターシャのクリスマス

ターシャみたいなおばあさんになりたい。 『クリスマスのまえのばん』ターシャ・テューダー/絵、クレメント・ムア/詩、中村妙子/訳 、偕成社ターシャが描いた、クリスマス絵本。 ただただ美しいです。 大人にこそおすすめしたくなる1冊です。ターシャの庭…