ネコオドルのほんのつぶやき

自然豊かな小さな町で、猫4匹と暮らしています。小さな本屋「ネコオドル」店主が、本のこと猫のことなどをつぶやきます。

コミック

森で過ごす

自然の恩恵、いいとこどりで。 『週末、森で』益田ミリ/著、幻冬舎ふと思いついて、田舎暮らしをはじめた早川さん。 東京で働き、時々早川さんに会いに来る友人のマユミちゃんとせっちゃん。 森を歩き、湖で遊ぶ、3人のスローな週末時間。ラフな絵柄でやわ…

ホラーか猫か

怖くない、は嘘になる。 『伊藤潤二の猫日記 よん&むー』伊藤潤二/著、講談社ホラー漫画家・伊藤潤二の猫コミックエッセイ。コミックエッセイという響きがこんなに似合わないコミックエッセイがあったでしょうか。 ギャグとホラーが入り交じってとにかく強…

うちの猫へん。

かわいいの意味で。 『うちの猫がまた変なことしてる。』卵山玉子/著、KADOKAWAトンちゃんとシノさん2匹の猫との暮らしを描いたコミックエッセイ。トンちゃんもシノさんも、性格や特徴をよくとらえています。 そして小さな変化も表情もしぐさも、全部拾っ…

通すべからずの戦い

いつか入れる日まで。 『警備員さんと猫』にごたろ/著、KADOKAWA絶対に入りたい猫vs必死に阻止する警備員さん。 ほっこりする攻防を、漫画と写真で楽しめる1冊。Twitterで見ていた、尾道市立美術館の警備員さんと猫との攻防が本に。こんな侵入者ならいつ…

ルーヴルにいる

白猫。 『ルーヴルの猫』松本大洋/著、小学館ルーヴル美術館の屋根裏に、人間から隠れて暮らしている猫たち。 1匹の白猫がきまりを破って外の世界にとびだしていく。おとぎ話のようにメルヘンチック。 ミュージカル「キャッツ」を思い起こさせるような美し…

学芸員のお仕事

ただのモノじゃない。 『ただいま収蔵品整理中!』鷹取ゆう/著、河出書房新社学芸員さんの細かすぎる日常。 博物館勤務の経験を元に描かれたノンフィクションコミック。司書と学芸員、資格を取るときに悩んだなあ。 図書館で働く司書の仕事は想像しやすいで…

今日も明日も

今日も生きている。 『今日の人生 2 世界がどんなに変わっても』益田ミリ/著、ミシマ社忘れてしまいそうな何気ない日々。『今日の人生』の第2弾。 何気ない日々、いつもの毎日が、私の人生を彩っていく。カフェによく行くなあって思いながら読んでいました…

黒猫と暮らす

本名はくろあんです。 『黒猫ろんと暮らしたら』AKR/著、KADOKAWA5年前、保護猫だった黒猫のろんと出会って、ねこ飼いデビュー。 いろんなイメージを覆してくれる、黒猫ろんとの日常を綴ったコミックエッセイ。黒猫はクールなイメージだけど、実際は人懐っ…

菊ちゃん

一緒に暮らそう。 『猫の菊ちゃん』湊文/著、KADOKAWA保護猫カフェからやってきた、引っ込み思案な猫の菊ちゃん。 菊ちゃんと老夫婦がおくるしあわせな毎日を綴ったコミックエッセイです。出会えたことがしあわせ。 一緒にいられることがしあわせ。何をやっ…

ぎんちゃん

猫と暮らせばそこにあるもの。 『ぎんちゃんとわたし』大山美鈴/著、幻冬舎猫のぎんちゃんとわたしのしあわせな日々を綴ったコミックエッセイ。なにげないことが本当にしあわせ。 頭こつんこしてくれたり、名前を呼ぶとお返事してくれたり。 別に特別なこと…

猫漫画

猫文学を漫画で。 『Catnappers 猫文学漫画集』長崎訓子/著、ナナロク社赤川次郎、筒井康隆、別役実、中原昌也、芥川龍之介、更級日記… 猫の短編文学を漫画でどうぞ。この本を持ってるだけで、猫文学の上級者になれたような気持ちになれます。 そして読めば…

犬と猫

天使と悪魔? 『犬と猫どっちも飼ってると毎日たのしい 1』松本ひで吉/著、講談社天真爛漫な犬と、凶悪ながら憎めない愛らしい猫。 どっちも飼ってる著者によるコミックエッセイです。3巻まで発売されている人気コミックエッセイ。 すすめられて読んで、ド…

サクセス!

ネコオドルで出会える本の紹介。 3回目の今日は、猫コミック。 『ネコノヒー』キューライス/著、KADOKAWATwitterで大人気の猫マンガが、コミック本に。かわいくてどこか残念な猫、ネコノヒー。 失敗もするけれど、がんばれ!と応援したくなる。 Suc…

『夜廻り猫』を語る会

6月1日、ネコオドルで「『夜廻り猫』を語る会」を開催しました。寄居読書会のスピンオフ企画。 『夜廻り猫』愛がとまらないメンバーで「ちょっとお酒でも飲みながら語ろうよ!」ということになり、開催することになりました。『夜廻り猫』は、深谷かほるさん…

おまえはドミトリー

科学はニガテ…でも大丈夫! 『ドミトリーともきんす』高野文子/著、中央公論新社不思議な学生寮「ともきんす」。 お二階には寮生さんが4人。 朝永振一郎、牧野富太郎、中谷宇吉郎、湯川秀樹…… 有名な科学者さん達ばかりですね。私がこの本と出会ったのは、…

天才の小説

11巻まで発売中のコミックです。 『響 小説家になる方法』柳本光晴/著、小学館芥川賞と直木賞をW受賞するほどの天才高校生、響の物語。 キャラクターも話の展開も、目がはなせなくなるおもしろさです。 「これはすごいよ」と薦められて読み始め、まんまとハ…