ネコオドルのほんのつぶやき

自然豊かな小さな町で、猫4匹と暮らしています。小さな本屋「ネコオドル」店主が、本のこと猫のことなどをつぶやきます。

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

猫の星占い

みんな同じ星の下。 『猫のための占星術』メイヴァ・コンシダイン/著、ヴィッキー・チュウ/イラスト、藪中久美子/訳、エクスナレッジ十二星座で猫の神秘を解き明かします。人間と同じように、猫も誕生日から星座占いができる本。 愛猫の性格や相性、行動…

猫のぽんぽん

おなかのことじゃないよ。 『猫ぽんぽん』trikotri/著、誠文堂新光社ポンポンメーカーを使った猫のぽんぽん作りの本。黒猫、三毛猫、キジトラ猫。毛糸を巻き巻きしてカットするだけで、好きな猫のポンポンが出来ます。ポンポン、子どもの頃に一度は作ったこ…

縄文の知恵

現代人に捧ぐ。 『縄文人に相談だ』望月昭秀/著、国書刊行会悩みなんて全部まとめて貝塚にポイ。いま目の前にある悩みも、ちょっと視点を変えたら意外とあっさり解決できちゃって、なんだちっぽけだったなーなんて思えちゃうかもしれない。クスッと笑えて感…

ワクワク

ワクワクを生み出す。 『手紙社のイベントのつくり方』北島勲/著、美術出版社ワクワクするイベントを生み出し続ける手紙社の裏側をのぞき見できる1冊。私は手紙社のファンです。 遠いのでなかなか訪れることはできないのですが、SNSを眺めながら憧れをつの…

詩集を愛でる

手作りのぬくもり。 『明治・大正 詩集の装幀』工藤早弓/著、紫紅社明治・大正に発行された詩集コレクション。 美しいデザイン、温かみのある活字に魅了されます。今では考えられないくらい贅沢に、1冊1冊に人の手の存在を感じます。実物を手にすることはな…

慈しむ

新たな命を吹き込んで。 『BORO つぎ、はぎ、いかす。青森のぼろ布文化』小出由紀子・都築響一/編集、アスペスト寒さと貧しさの中から生まれました。 「ぼろ」という名のテキスタイル・アート。この本を、いつどこで手に入れたのか、よく覚えていません。 …

手縫い

ちくちく。 『手縫いの旅』森南海子/著、新潮社日本各地を、針と糸で作られた手縫いの布のものを求めて巡ったちょっと変わったエッセイ。手縫いでちくちく。便利で衛生的な使い捨て製品があふれる現代で、今、布マスクを手作りする人がたくさんいます。 私…

小さいおうち

私の居場所。 『小さいおうち』中島京子/著、文藝春秋昭和初期、東京郊外の赤い屋根の家。 女中タキと、若く美しい奥様。 戦争の影が迫る時代に生きる女性たちの物語。今の日本に似ている、と思い、再読しました。待ち望んでいた東京オリンピックが返上にな…

夢の本屋

猫本屋が見る夢。 『夢の猫本屋ができるまで』井上理津子/著、ホーム社東京の三軒茶屋にある猫本屋Cat's Meow Booksができるまでを丁寧に追った本。店主の安村さんが7期生として受講したBUKATSUDOの「これからの本屋講座」、私も10期生として受講しました。…

猫といっしょ

しあわせを願ったら猫が来た! 『猫といっしょにいるだけで』森下典子/著、新潮社庭先で生まれた5匹の子猫と、お母さん猫。 猫は嫌いだと思っていたけど、子猫の世話をしながら里親探しをしているうちに、そのにぎやかな毎日が大切なものになってきて。 猫…

物語が生まれる

等身大の姿。 『物語ること、生きること』上橋菜穂子/著、瀧晴巳/構成・文、講談社児童ファンタジー作家、上橋菜穂子さんの生い立ちから作家になるまでのこと。子ども時代のおばあちゃんとの話がとてもいい。 おばあちゃんとの思い出、おばあちゃんからの…

桜の美しさ

今年の桜も綺麗でした。 『桜の文様』谷本一郎/著、紫紅社きもの意匠家・谷本一郎さんが描いた桜の文様集。 桜のいろいろな表情をぎゅっと閉じこめた、贅沢な1冊です。京都に行くと、紫紅社文庫を記念に買ってきます。写真を見て気づいた方もいるでしょうか…

ねこのび~る

猫はのびます。 『くろねころびんちゃん びろーん』くろねこいしょう/さく・え、ディグミーアウト・プレスくろねころびんちゃん。 いろんなところで、びろーん。くろねころびんちゃんシリーズの中でも一番好きです、びろーん。帯に「猫って、こうだよなあ」…