ネコオドルのほんのつぶやき

自然豊かな小さな町で、猫4匹と暮らしています。小さな本屋「ネコオドル」店主が、本のこと猫のことなどをつぶやきます。

2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧

凛と美しい花

泥の中から咲く美しい花です。 『ハスの花の精リアン』チェン・ジャンホン/作・絵、平岡敦/訳、徳間書店湖の舟の上で一人暮らす貧しい漁師のローおじさん。 ある日助けたおばあさんからもらったハスの種を植えて育てると、つぼみの中からリアンという女の…

チャイをたしなむ

2月21日、ホールスパイスを使ってチャイを作る、おしゃれなお茶会にお邪魔してきました。場所は寄居町のアトリエ・リカさん。 洋服のリメイクやお直しのお店です。 おそらく寄居町でいちばんおしゃれで素敵なお店です。店主さんは、ヨガと出会い、そこからア…

美味しいいちご

いちごの季節です。 『せかいいちのいちご』林木林/作、庄野ナホコ/絵、小さい書房シロクマさんのところへ、手紙が届きます。 「いちごを贈ります」 いちごって、赤くて小さくて可愛らしい。 シロクマさんは、届いた一粒のいちごを大切に思います。猫の絵…

からだをつくるもの

みんな食べたものでできている。 『なにをたべてきたの?』岸田衿子/文、長野博一/絵、佼成出版社白いブタくんがリンゴを食べると、おなかが赤色に。 レモンを食べると、おなかに黄色が増えます。食べると、おなかがその色に染まっていく、かわいらしい絵…

寝る子は育つ

猫の日は、大好きな酒井駒子さんの猫絵本。 『ヨクネルとひな』LEE/文、酒井駒子/絵、ブロンズ新社ひなちゃんのうちにやってきた子猫。 野良猫のお母さんが連れてきました。 女の子と子猫のやさしい出会いの物語。酒井駒子さんの作品が大好きです。 大…

読書会@ネコオドル

2月17日、ネコオドルで読書会を開催しました。 寄居読書会の第8回目です。課題本はヘルマン・ヘッセ『車輪の下』 参加者は7名。まずは自己紹介から。 今回初めての方が2名いらっしゃいました。 「本を読むときの場所」や、課題本にちなんで「学校について思…

猫コレクション

猫を集める。 『名画のなかの猫』アンガス・ハイランド/著、キャロライン・ロバーツ/著、喜多直子/訳、エクスナレッジ私にはコレクター気質が欠けている、と思いながら長いこと生きてきたのですが、最近はちょっと変わってきました。 絵本を買うようにな…

本棚作りワークショップ

2月16日、本棚作りワークショップに参加してきました。 場所はときがわ町。 余った床板を使って、プロの建具屋さんご指導の下、参加者7名とその子ども達みんなで、わいわいと賑やかに本棚を作りました。まずは採寸して木材を裁断します。 ここでプロの道具が…

ご縁とフクロウ

ネコオドルがきっかけで、素敵な出逢いがたくさんあります。 『二人が睦まじくいるためには』吉野弘/詩、童話屋先日、「本」「図書館」「猫」など、共通のキーワードで意気投合した方に教えていただいて、「行きたい!」という私を連れて行ってくださったの…

雪のように白い猫

甘くてせつない猫の片思い。 『雪猫』大山淳子/著、講談社子猫の時にごみ袋に捨てられていたところを助けてくれた理々子。 だからぼくは理々子が何より大切なんだ。 理々子がピンチの時に、人間の姿に変身できる力を手に入れた白猫タマオ。でもそれは夜だけ…

うちのこ。

あぶない。 投稿忘れそうでした…。 困った時のうちのこ。黒猫モロ。夜は私のベッドで、私の隣りで、布団から頭だけ出して、まるで人間みたいな格好で眠ります。枕はゆずりませんよ。

ぼくの場所をとりもどす!

ペンギンも大好きなのです。 『ぼくのばしょなのに』刀根里衣/著、NHK出版パパとママのおなかの下がお気に入りのククー。 でもある日、自分だけのものと思っていたその大好きな場所が、たまごにとられてしまいます。 お気に入りの場所を取り戻すために、…

雨にも風にも

『雨ニモマケズ』宮沢賢治/文、アーサー・ビナード/英訳、山村浩二/絵、今人舎宮沢賢治の有名な詩「雨ニモマケズ」をアーサー・ビナードが英訳し、山村浩二さんが絵を描いた絵本。 日本語と英語が併記されています。宮沢賢治の言葉も、英語になるとちょっ…

ワッフル

ワニの秘密に迫ります。 『ワニのワッフルケーキやさんワニッフル』谷口智則/作、アリス館ワニのワッフルケーキ屋さん。 好きな食べ物を、なんでもワッフルケーキにしてくれます。 でも、作っているところは絶対に見せてくれなくて…。これはお客さまにおす…

天才の小説

11巻まで発売中のコミックです。 『響 小説家になる方法』柳本光晴/著、小学館芥川賞と直木賞をW受賞するほどの天才高校生、響の物語。 キャラクターも話の展開も、目がはなせなくなるおもしろさです。 「これはすごいよ」と薦められて読み始め、まんまとハ…

猫はネコ。

ねこです! 『ねこです。』北村裕花/作、講談社もうね、シンプルに猫の絵本。 猫の絵本といえばこれ、って言いたくなる。 そんな潔いくらいに猫の絵本です。鮮やかな色合い、大胆なフォルム。 丸っこくてやわらかい猫の魅力がたっぷりと描かれています。猫…

白と黒の舞い

大型の迫力。 『ものがたり白鳥の湖』ガブリエル・パチェコ/絵、ものがたり白鳥の湖編集室/文 、エディション・エフバレエでお馴染みの「白鳥の湖」の絵本です。 音楽や踊りは有名ですが、お話の筋となると、知っているようでちゃんとは知らない人もけっこ…

つむじ風

クラフト・エヴィング商會の吉田さんの本。 『つむじ風食堂の夜』吉田篤弘/著、筑摩書房タイトルにひかれて手にした本。 クラフト・エヴィング商會の世界観が好きです。 シンプルだけどかっこいい。実はこの本を読んだのはだいぶ昔で、一度手放したのですが…

思い出を縫い上げる

賢治じゃないですよ。 『ヤマネコ毛布』山福朱実/作・画、復刊ドットコム森を出ることに決めたヤマネコのために、森の仲間たちが布と糸を使って思い出を縫い上げた毛布をつくります。楽しかったこと、腹立たしかったこと、思い出の中身はそれぞれ。 いいこ…