ネコオドルのほんのつぶやき

自然豊かな小さな町で、猫4匹と暮らしています。小さな本屋「ネコオドル」店主が、本のこと猫のことなどをつぶやきます。

自然と一体になる

やっぱり猫のポーズですね。

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『きみはライオン! たのしいヨガのポーズ』ユ・テウン/作絵、竹下文子/訳 、偕成社

ヨガのポーズをすると、ほら、あの動物になるよ。
わかりやすい言葉と絵で、子どもたちと楽しくヨガのポーズができます。

ヨガをしている女性、多いですよね。
私もヨガをするので、この絵本の素晴らしさがよくわかります。
絵を見てイメージを膨らませることができるので、ポーズへの理解が深まり、気持ちよくポーズをとることができるようになります。ヨガをしている方なら、大人でもこの絵本は気に入るのではないでしょうか。

自然との一体感を感じることができる、素敵な絵本です。

子どもと一緒にヨガができたら楽しいだろうなと、思っています。
親子ヨガの時に、この絵本を読んであげたいともくろんでいます。

最近のネコオドル

先週は金土、ブログお休みしちゃいました。

本屋ネコオドルと、図書館のお仕事。
両方全力というか「全部100%」はさすがにむずかしいので、ネコオドルはゆっくりとしたペースでやってます。
「無理をしない」がキーワード。
ぼちぼちやってます。

お店の前を散歩コースにしている猫がいます。

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お店の中から。待ち合わせ中ですか?

仲良くなりたい。
看板猫になってくれないかな。

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緑のなかの猫。

運がよければ、散歩中に出会えます。

小さな本屋さん

ネコオドルは、小さな小さな小さな小さな本屋さんです。

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『日本の小さな本屋さん』和氣正幸/著 、エクスナレッジ

写真がとても美しく、眺めているだけでも楽しめる1冊です。

たくさんの本屋さんをぎゅっと詰め込んだガイドブックではなく、厳選されたひとつひとつの本屋さんを丁寧に紹介しているので、本屋さんの雰囲気を味わうには嬉しいですね。
まだ訪れたことのない本屋さんにも、いつか行ってみたい。

本屋さんへの愛情がつたわる1冊です。

猫しかいない町

猫町、猫好きにはたまらない響きです。

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猫町萩原朔太郎/著、心象写真制作スタッフ/著 、ベストセラーズ

いつもの道を散歩していたら、猫ばかりの世界に迷い込んでしまった…。

詩人、萩原朔太郎の短編小説を写真付きで楽しめる1冊。
私の手持ちの『猫町』はこの1冊だけなので、私にとって猫町といえばこれ。
猫の写真がどこか文学的な表情を見せるのは、猫町パワーでしょうか。

残念ながら絶版になっているようですが、とても素敵な写真満載ですので、どこかで見かけたらぜひ開いてみてほしいです。

本と料理と兄妹

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『九つの、物語』橋本紡/著、集英社

数年前に死んだ兄が、幽霊になって帰ってきた。

兄の手料理と、各章のタイトルにもなっている本の物語が印象的な、静かで繊細な物語です。
美しくて儚い、橋本紡さんの世界観が、この本には凝縮されている気がします。

本のなかに登場する九つの物語も、読みたくなる。
兄の手料理も食べてみたくなる。

そんな読後感をお約束します。

紙さま

基本、紙の本しか読みません。

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『紙さまの話 紙とヒトをつなぐひそやかな物語』大平一枝/著、小林キユウ/写真、誠文堂新光社

紙は、本を作る要素の一番大事な部分だと思います。
紙の色、質感、重さ、手ざわり、めくる時の指先の感触…。

だから、丁寧な本作りをしている小さな出版社さんが好きです。
極みはインドのタラブックスさんだと思いますが、すべて手製本とまではいかなくても、校正や装丁など本を作る過程ひとつひとつを丁寧に手がけている出版社の本は、手に取った瞬間に伝わってきます。

本を作る大事な要素、紙。
そんな紙を愛する人たちの、紙にまつわるあれこれをまとめた1冊。

この本は、もし電子書籍があったとしても、紙の本で読まなくてはいけませんよ。
紙さまのお話ですから。